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がんと診断されたら

あなたは今、がん治療のどこにいますか

「“がん”かもしれない(疑い)」と言われてから、患者さんやご家族には、気がかりなことがたくさん出てきます。そして、短い期聞にいろいろなことを決めなければなりません。そのためには、幅広く適切な情報を早く集めることが必要です。
また、がんに関する悩みや心配・疑問は、治療・療養のステージ(病期・段階)によって様々です。あなたの体や気持ちの状況に応じて、一番知りたいことを調べてみましょう。

がん治療・療養の過程(ライフコース)と主な悩みや疑問

がん治療・療養の過程(ライフコース)と主な悩みや疑問

※寛解:がんが軽快した状態

専門家からのアドバイス

主治医の説明を聞く

多くの主治医は、がんの診断がついた段階で、患者さんに診断名・病期・今後の治療方針などの説明を行います。

この時、1人や2人ではなく3~5人で聞きましょう。ご家族がいる場合は配偶者、両親、兄弟姉妹、子どもと一緒に聞きましょう。
親友や頼りになる友人がいれば、その方に同席していただくのもよいことです。
よく『家族に心配はかけたくないので、一人で聞きたい』とか『子どもが内地で働いていて同席できない』という患者さんもいますが、がんになったことは人生の一大事です。
なるべく都合をつけて、今後の闘病の際に頼りになる方に同席してもらう道を探るのが大切です。

また、通常の外来日に説明を聞く場合、時聞が十分に取れないことがよくあります。
事前に主治医にお願いして、30分以上の時間をいただきましょう。それができない場合は、外来日以外に約束をして、改めて説明を聞くのもおすすめです。
話を聞くときは誰かがメモを取るようにすると、後で確認するときに便利で、聞いた人によって解釈がばらばらになることを避けることができます。

なお、治療方針の説明では看護師などが同席するのが普通となっています。
説明を聞いた後で質問や確かめたいことが生じた場合は、改めて主治医に時間をもらってもよいですし、同席した看護師などに尋ねるのもよいと思います。

地域の療養情報「おきなわがんサポートハンドブック」(2016版)2016年発行

このページの引用元:

地域の療養情報「おきなわがんサポートハンドブック」(2016版)2016年発行、第1部「病気や治療について」より、p14〜15.

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がんと告げられてから、やるべき4つのこと